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【アスベスト問題】 遅れた対応
<アスベスト>対応の遅れ初めて認める 中川経産相
 中川昭一経済産業相は19日の閣議後会見で、アスベスト(石綿)に関する日本の規制が、国際的にみて遅れたことについて、「今となっては反論することはできない。ただその時点で過失、違法性はない」と述べ、対応の遅れを初めて認めた。

 84~96年にかけて、ノルウェー、オランダ、ドイツ、フランスは全面禁止を打ち出したが、日本では青石綿、茶石綿が95年、白石綿を含む原則禁止が04年10月にずれ込んだ。全面禁止は08年の予定となっている。

 また、被害者が続出していることについて中川経産相は「多くの被害者、死亡者が出ることはあってはならない。各業界、企業を通じて、きちんとした被害者の調査を今後もしていく」と語った。



 アスベスト問題、とりあえず国も「対応の遅れ」を認めました。しかし気になるのがその時点で過失、違法性はないという発言部分。
 違法性や過失が無いとなぜ言い切れるのでしょうか?被害状況の確認などと合わせ、国の違法性や過失の有無については、今後の調査でこそ明らかになるはずです。ハナから国の責任は無いと決め付けているかのような発言に非常に違和感を感じます。

 アスベストの危険性が指摘され始めたのは1960年代と言われ、さらに1980年には世界保健機関(WHO)が発がん物質と断定しています。 他国に目を向ければ、ノルウェー84年、オランダ91年、ドイツ93年、フランス96年にそれぞれ全面禁止がなされています。

 このように少なくとも他国と比べ10年以上は対応が遅れており、全面禁止など必要な立法措置をとらなかった国の不作為について、国民から違法性を追求されても止むを得ないように思います。

 国の立法不作為が違法(国家賠償法上)となり得るには、基本的に「具体的立法義務」が存在し ②立法義務違反の状態が「相当な期間」継続 している ことが必要とされます。

 「具体的立法義務」は立法により保護される憲法上の人権の条項ごとに決定され、また「相当な期間」は、当該立法事項の重要性・難易等によりそれぞれ個別に判断されます。
 もし仮に国家賠償請求訴訟となっても、これらの判断はいずれも相対的で、非常に難しい判断になるだろうと思われます。特に立法は国会の専権事項であり、「裁量の範囲内」ってマジックワードに隠れて司法判断も及び腰です。

 しかしながら、失われたのが個人の生命という人間にとって根本的な価値であり、また諸外国と比較すれば長期にわたる国の怠慢は明らかです。禁止が遅れた白石綿について、代替となる材料が無かったなんて話も聞きますが、諸外国が全面禁止で対応していた以上、あまり通る理屈とも思えません。

 このように考えると、「その時点で過失、違法性はない」なんてあっさりと言い切れる問題ではないと思います。
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by ex-keita17 | 2005-07-20 15:17 | ニュースを読む