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のんびりといきましょう

by ex-keita17
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何をそんなにあせるのか?
憲法調査委新設の見通し 中山衆院憲法調査会長

 今日は憲法記念日であります。

 国会を中心に、改憲論議は次の段階に移ったなどといわれておりますが、果たしてそうなのでしょうか?確かに、形式的には衆参の憲法調査会の報告書がまとめられ、次は国民投票法案の整備だなどと取りざたされています。

 しかし各党間にとどまらず、例えば自民党内でも意見が分かれるポイントが露見したように、まだまだ方向性が定まったようにもみえません。国会内における論議はやはり「改憲」の結論ありきの印象は拭えません。


 関谷氏は憲法改正に向けた自民、民主、公明3党の協調体制の重要性を指摘した上で「3党の政治地図がいつまで続くか分からない。できるだけ早く、合意できる部分だけでも改正していきたい」と述べた。

 しかし何を一体そんなにあせっているのでしょうかねえ?こういう発言にも「とりあえず変えたい」という安易な発想を感じます。
 つまり、何となく改憲派が3分の2近くなっているから、このチャンスに変えてしまおうということです。憲法改正の発議に必要な総議員の3分の2以上の賛成という高いハードルがこのような発想を生んでいるのだと思いますが、「改憲のための改憲」的発想は止めて頂きたいものです。

 改憲については、本格的にやるのであれば総選挙時に改憲をはっきりテーマに掲げ、そこで選出された議員により、国民を巻き込んだ本格的な討論により民意が統合され、その結果として発議がなされるというのが筋ではないかと思います。その結果国民投票で過半数の賛成が得られた結果としての改憲であれば誰も文句は言わないでしょう。

 このまま中途半端な論議でずるずるとっていう流れは勘弁して欲しいものです。


 第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
by ex-keita17 | 2005-05-03 19:38 | ニュースを読む